予防歯科では、歯が痛くなってから治療するのではなく、痛くなる前に虫歯や歯周病などの歯の病気を予防します。
そのためには、自宅で行うセルフケアと歯科医院でのプロによるケアの両方がとても大切です。
8020運動
日本歯科医師会が推進している、80歳になっても20本以上自分の歯を保とう、という運動のことです。このように、現在日本では予防歯科の重要性が見直されています。
セルフケアだけでは、歯と歯の汚れを完全に取り除くことができません。歯と歯の間や歯と歯茎の間などに、どうしても歯ブラシの毛先が届かなくて磨き残しが出来てしまうからです。磨き残しはやがて歯垢になり、時間がたつと歯石に変わります。歯石は歯ブラシで取り除くことは出来ない上に、表面がデコボコしていますので、細菌の恰好の棲みかになり、新しい歯垢もつきやすくなります。これがむし歯の大きなリスクになります。
取り除けなかった汚れを専用の機器を使用することで、口腔内がきれいになり、細菌の数が減ることで、むし歯や歯周病にかかりにくい良い環境が整います。